都市伝説的な話として「横浜は市民税が高い」という内容があります。
昨年、市外へ転出した世帯へのアンケートで、転出した理由に「横浜の市民税が高いから」という回答がありましたが、これは誤りです。

　個人住民税（市民税・県民税）については、原則として全国一律の税率ですので、同じ課税所得額なら同じ税額です。収入の多寡により個人住民税の税額に違いが生ずる構造となっており、居住自治体によって税額に違いが生ずることはありません。従って横浜市の市民税が他都市よりも高いことはありません。

　ただし、横浜市は「横浜みどり税」として市内の緑の保全、創造を目的に年間９００円をご負担して頂いていますので、他の自治体よりも９００円高いことになります。

　いずれにしても税金は市民からお預かりした大切な財源です。無駄のないよう効率的に事業を進めることが大切です。また、市民に対しての説明責任も必要です。次回は３月30日です。